フリーランスの税務対策のコツ

フリーランスエンジニアになって最初の年末を迎えると、年明けに確定申告が必要になるのが悩みになりがちです。初めての確定申告のときには何をすべきか不安になるのは明らかでしょう。会社員として働いていたときから副業をしていたエンジニアは確定申告の経験があるかもしれません。しかし、副業経験があるエンジニアでもフリーランスを始めるとまるで内容が異なるのに気付いて慌てふためくこともあります。

確定申告は納税の義務を果たすために必要な手続きで、正しい内容でなかったときに税務調査が入ると追徴課税を受けるリスクがあるので慎重に行わなければなりません。延滞税の利率は高いため、翌年に発覚したようなケースでは莫大な税金がかかります。

確定申告は漏れがなく、仕訳が正しいことが最も重要です。収入があったのに申告していない、支払いの仕訳が間違っていて課税対象なのに税金を納めていないという点が見つかると指摘を受けて追徴されます。

このような問題を起こさないための税務対策のコツは日々の帳簿作りを心がけることです。年末や年明けになってから慌てて帳簿作りを始めて税金を計算しようとすると間違いが発生したり、仕訳で頭を抱えたりすることがよくあります。

また、請求書や領収書が不足してしまっていて、正しく申告できないトラブルも少なくありません。請求書や領収書を全て保管しておくのも重要で、最後に一通り確認してから確定申告書類を提出しましょう。